怒りを感じて当然のことはたくさんありますよね。
配偶者や上司から不当な扱いを受けたり、職場や学校で理不尽と思えるやり方や常識はずれなことを目にしたりすると、怒りの気持ち、つまり憤りを感じます。
怒りを爆発させることは何とか避けていても、心の中はぐらぐら煮えたぎっていることもあります。
そのままにしているとどうなるでしょうか。
今回はアンガーコントロールすべき3つの理由をご紹介します。
アンガー(怒りの気持ち)は自分に有害
怒りの気持ちは生きるうえで重荷になることをご存じでしょうか。
それで頭がいっぱいになり、他のことが考えにくくなります。
怒りの気持ちを抱き続けると,平安が奪われ、喜びも押し殺されます。
金属製の器に腐食性の物を入れているかのようです。
害を及ぼした人に、害を及ぼしつづけるのを許しているのと同じです。
けっきょく,怒りの気持ちに支配される状態=相手に支配される状態になります。
「腹立たしい気持ちでいると、相手よりも自分のほうがひどく傷つく」
この点をしっかり覚えておくことがアンガーコントロールやマネジメントにつながります。
憤りを捨てるのは自分自身のためです。 捨てるなら,ずっと楽な気持ちで日々を過ごせるようになります。
あなたのアンガー(怒りの気持ち)を相手は感じない
繰り返される不合理な言動は許しがたいものがあります。
あなたはきっと論理的に考え、道理を重んじる人ででしょう。
相手を正すため、正しい結果に至るため、正しい方法をいろいろ考えます。
アンガーは正義の追求に見えます。
次に会ったら、こう言おう、それに対してこう反応してくるだろうから、それに対してこう返そう…と相手とのやり取りをシミュレーションし、効果的な方法をいろいろ考えます。
でも実際にその方法を実践できるでしょうか?
実践したところで相手に効果があるでしょうか?
相手に自分の非を認めさせるのはまず無理でしょう。
謝罪してくれることなどありえないでしょう。
アンガー(怒りの気持ち)を抱き続けるのは,自分を平手打ちして相手が痛がるのを期待するようなものです。
いっぽう,その人はあなたの気持ちに気付いてもいないかもしれません。
アンガー(怒りの気持ち)は判断ミスを引き起こす
ずっと相手に憤っていると、それが影響し,他の案件でも判断ミスが生じたことはありませんか?
判断ミスの直接の原因は何でしょうか?
相手の不当な扱いや理不尽なやり方そのものよりも、アンガー=自分の正義の追求が、ミスの直接の原因となっていることに気づきます。
まとめ
いかがでしたか?
今回は,「アンガー(怒りの気持ち)をコントロールすべき3つの理由」についてご紹介しました。
アンガー(怒りの気持ち)をコントロールし,捨てるなら,自分の益になります。
アンガーが長引いていることに気づいたら,ぜひ参考にしてみてください。
次に,どうすればアンガーをコントロールし,捨てることができるでしょうか?
怒りの気持ちをコントロールするのに役立つ考え方については下の記事で紹介しています。
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