ベッドのきしみ音の悩み
睡眠中、寝返りをうつなどベッドの上で動くたびに、キシキシ、ギシギシ、ギイギイ、ギコギコ音がなって悩まされていませんか?
私はかつて使用していたベッドを引っ越しで分解した後、数年間使用せずに保管していました。最近再び使用し始めたところ、以前は全然なかったきしみ音がひどくて夜に何度も目が覚めるようになりました。
ダブルベッドなので、自分だけでなく妻が寝返りなどで動く時の音も加わります。次にきしみ音で目が覚めるのはいつか分からないので、眠りながらもびくびくしているような悪循環になりました。
調べてみたら、同じような悩みを抱えている方は少なくないようですね。買ったばかりのベッドだと、「どうして?」と腹立ち、後悔、それに伴う悲しみなども加わるでしょう。
フレームを買い替えても同じことが生じるかもしれないと思うと、どうしたら良いか悩みが深まりました。
でも、すごく簡単な方法で私は今はその悩みから解放されました。木製ベッドのケースですが、分かったことや、うまく行った方法をまとめました。
ベッドのきしみ音が生じるしくみー床板(とこいた)とフレームの接触部分
まず分かったのは、物と物がこすれる部分から音が生じているはず、ということです。では、何と何がこすれていることが多いのか?
まず考えられるのは、床板(とこいた)とベッドフレームの接触している部分です。インターネットで調べると、床板とベッドフレームがこすれて、そこから音が生じるという説明が多く見受けられました。ほとんどの対策も、床板とベッドフレームの接触部分に対するものでした。
対策方法としては、床板が乗っているベッドフレーム部分に、ドアの隙間防止用の細いスポンジ(他には布や布テープ等)を貼り付け、床板との間にかませるというものが多く見受けられました。
ということで、まず試せるのはこの部分の対策だと思います。100円ショップでちょうど良さそうなスポンジがあったので試してみました。
残念なことに、結果は全く変わりませんでした。途方にくれました。
他に物と物がこすれている箇所はないか?そこで目を向けたのが、床板そのものです。私のベッドの床板を裏返すと下の写真のようになっています。
枠と横木の上に天板が乗っていて、固定されている構造です。しっかり固定されているので、動くようには見えないのですが、よく見ると横木と天板の間が完全に密着していないように感じられるところがありました。このような所が微妙にこすれ合ってきしみ音が生じている可能性もあるようです。
床板を構成している横木と天板の摩擦が原因か?
それで、密着していないように見える接合部分を中心に、接着剤を塗っていきました。よくある木工用ボンドで、最初白くて、だんだん透明になるタイプのものです。
浴室の壁と壁の接合部分のコーキングのようなイメージで接着剤を塗っていきました。
数時間乾かしたのち、ひっくり返して元の位置に戻し、マットレスを乗せて横になってみたところ…
音がかなり軽減されている!という結果になりました。
床板の枠部分の継ぎ目も原因か?
次に横木と枠の継ぎ目や、天板と枠の継ぎ目にも注目しました。隙間はほぼないように見えますが、音が床板の端の方からも聞こえている印象があったので、ここにも塗ってみました。
(写真を見て気付きましたが、この段階ではたての継ぎ目には塗っていませんね。)
結果は…音が更に少なくなる!ということが分かりました。効果は確かにあるようです。
きしみ音は全て消すことはできないという情報もあったので、これで満足することにしました。
ところが…
1週間くらいすると音がだんだん増えてきてしまいました。
床板の部材の継ぎ目全てに接着剤を塗ってみた
というわけで、最終的にはこれまで塗っていなかった継ぎ目部分全てに塗ってみました。
接着剤が乾き、夜に床板をセットし、マットレスを乗せ、寝てみたところ…
全くきしみ音がなくなった!
一晩中、きしみ音が全くありませんでした。
安心して眠れることの素晴らしさを実感しました。
1週間~2週間でまた音が出てこないか不安でしたが、3週間が過ぎても、まだ大丈夫です。
とにかく継ぎ目という継ぎ目を木工ボンドで固定したのが効果があったようです。
一時はベッドの買い替えなども考えたのですが、接着剤代だけで済みました。
ベッドのきしみ音に悩まされている方のお役に立てば幸いです。
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