『Excel最強の教科書』 サンプル使用時の注意点

パソコン

Excelの教科書として大変人気の高い『Excel 最強の教科書』(SB Creative)の中に出てくる表のサンプルはこちらのサイトからダウンロードできるようになっています。

このサンプルを使用しながら本に出てくる操作を実際に練習すると効率よく学ぶことができます。

ただ実際にしてみたら、なぜかうまくできない、計算が失敗してしまうということはないでしょうか。

関数を使った計算結果が0になるという問題

例えば、Chapter3の08の表(3-08-SUMIFS)「期間の集計」シートで「販売個数合計」の関数を、何度正しく入力しても結果が0になるという現象が生じます。

原因

原因は次のように考えられます。

「売上日」(対象範囲の日付)が今年より前(2020年)である。

例えば「8月7日」のセルをダブルクリックすると「2020/8/7」となっているのが分かります。

「開始日」(8月10日)や「終了日」(8月15日)は今年(現時点では2021年)の数値として計算されます。対象範囲が2020年の日付だと、該当する数値が存在しないため、計算結果が0になってしまうというわけです。

対策

それで次のように修正すれば正しい計算結果が得られます。

「売上日」(対象範囲の日付)を今年に修正した上で計算する。

いかがですか?

正しい計算結果になったでしょう。

(別の対策としては、条件の日付の方を対象範囲の年に合わせた上で計算することによっても正解を得ることができます。)

サンプルを使って正しい答えが出ないと不安ですし、いら立ちますよね。

せっかく素晴らしい教科書とサンプルがあるので、この情報が有効に活用するのに役立てばうれしいです。

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